喪服

戦前と戦後で、葬儀の際の服装に変化がありました。
戦前は、日本でも欧米諸国でも、「喪に服する」遺族だけが着用するものでした。
戦後の高度経済成長のさなか、冠婚葬祭マナーに関するノウハウが急速に広まり、葬儀は社会的な儀礼という考え方になりました。
この事で、遺族だけでなく、参列者も黒を着用すべきという意識が生まれました。

遺族でも喪服は葬儀・告別式の場だけ着用し、通夜には略喪服を着用していました。しかし通夜の方に参列する人が多くなったため、遺族も通夜・葬儀とも喪服を着用する人がほとんどです。

◆男性
〈和装〉
羽二重などの黒無地染め抜き五つ紋付きの着物と羽織に、袴は仙台平、帯は角帯を着用します。
〈洋装〉
黒いフォーマルスーツ、ワイシャツは白、ネクタイは黒無地でタイピンはつけません。ベルト・靴下・靴などの小物も全て黒で統一します。通夜は喪服でなく、紺やグレーのスーツでも問題ありません。
葬儀・告別式の正装はモーニングコートですが、黒いフォーマルスーツが一般的に着られます。

◆女性
〈和装〉
冬は羽二重か一越ちりめん。夏は平絽か紗です。通夜の場合は、寒色系の白無地に喪帯を着用してもかまいません。
〈洋装〉
黒いフォーマルスーツもしくはワンピース。肌の露出はできるだけ控えめにします。
服・バック・靴とも光沢の無い黒で統一します。
アクセサリーは、結婚指輪以外はずし、他につけるなら真珠の一連ネックレス程度にしましょう。


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